資源・エネルギー 鎌田浩毅の役に立つ地学 初の深海レアアース回収目指し南鳥島沖で試験採掘いよいよ開始/240 2026年1月5日 海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」,南鳥島沖でのレアアース泥の試験採掘に利用する(共同通信) 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2026年1月から,南鳥島沖でレアアース(希土類)泥を回収する試験採掘を実施する,レアアースはレアメタルの仲間で,イットリウムやネオジムなど17種類の金属元素で構成される
ブランド服コピー 電気自動車(EV)や軍事技術に欠かせない戦略的資源で,経済安全保障の重要な要でもある, 25年10月の日米首脳会談では
ブランドコピー激安 レアアースなど重要鉱物の安定確保に向けた協力に関する文書を交わしたほか,高市早苗政権で12月に成立した補正予算でも,南鳥島周辺海域でのレアアース生産に向けた実証試験の推進などが盛り込まれ,大きな注目を集めている, 日本の排他的経済水域(EEZ)の海底には,レアアースを豊富に含む泥や岩石が分布している,特に,南鳥島沖(東京都小笠原村)の海底には,最高品位の「超高濃度レアアース泥」が大量に存在することが13年,JAMSTECなどにより確認されている(本連載の第104回を参照), なお
スーパーコピーブランド レアアース泥とはプランクトンの遺骸などが堆積(たいせき)した大洋底の泥に,特にレアアースを多く含むものを言う,南鳥島沖の品位は中国の陸上鉱山の20倍に達し,現在の世界需要の数百年分に及ぶと推定される,JAMSTECの試験採掘では,保有する地球深部探査船「ちきゅう」を用いて,水深5500メートルにあるレアアース泥を回収する,船上から揚泥管と接続した採鉱機を降下させ,船上への揚泥を行う, 計画では27年1月に1日350トンの採鉱・揚泥試験を行い,陸上へ輸送した後に分離・精製を行う,深海からのレアアース泥の回収には極めて高度な技術開発が必要であり,政府は内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム」などで早期の技術確立を目指している,この試験採掘は成功すれば世界初の深海からのレアアース泥回収となる,中国が圧倒的シェア これまで水深6000メートルのレアアース泥について,自律型無人探査機「しんりゅう6000」を用いた資源量の調査に成功していた,また,22年には水深2470メートルの海底堆積物の揚泥に世界で初めて成功した, JAMSTECは26年1月の試験採掘の結果を踏まえて,28年度以降に早期の実用化を目指し,レアアースの国産化を進めサプライチェーンの強靭(きょうじん)化を図る
スーパーコピーブランド時計 レアアースの技術開発などの動向は,関連企業の株価にも影響を与えるなど,市場でも絶えず注目されている
スーパーコピー靴 レアアースは中国が世界生産の約7割,精錬では約9割を占めており,日本のレアアース輸入では中国のシェアは6割超にのぼる,中国は25年4月,サマリウム,ガドリニウムなど7種類のレアアースとその関連品目に対する輸出規制を施行したが,10月の米中首脳会談では規制の強化措置の発動は1年間延長することで合意した, 日本ではこれまで,産業の振興に不可欠なレアアース技術開発に9府省と4国立研究機関が参画してきた,日本は世界第6位の海域を保有する海洋国家であり,レアアース生産システムを確立して「国産化」を目指す取り組みの今後を注視していきたい, ■人物略歴 かまた・ひろき 京都大学名誉教授・京都大学経営管理大学院客員教授,1955年生まれ,東京大学理学部卒業,専門は火山学,地質学,地球変動学,「科学の伝道師」を自任,理学博士,週刊エコノミスト2026年1月13・20日合併号掲載 /240 南鳥島沖レアアース 回収試験採掘がいよいよ開始 前の記事 青森県東方沖でM7.5 初の「後発地震注意情報」/239 関連記事 偏在する3大資源/3 レアアース 日本が「産出国」に?/104 文字サイズ 小中大 印刷