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東芝の上場廃止は「一般株主への裏切りだ」専門家に聞く | 東芝問題リポート | 今沢真「経済プレミア」

東芝問題リポート フォロー 東芝の上場廃止は「一般株主への裏切りだ」専門家に聞く 今沢真・客員編集委員 2023年12月20日 保存保存 文字 印刷 不正会計問題で取締役8人の引責辞任を発表し,頭を下げる東芝の田中久雄社長(当時,右側手前から2人目)ら=東京都港区で2015年7月21日午後5時6分 ブランドコピー靴 望月亮一撮影  東芝が12月20日に上場廃止となる,不正会計の発覚から8年,米原発子会社の破綻や大株主の海外投資ファンドとの対立など,迷走の末に非上場企業となる,企業法務に詳しい中島茂弁護士に,東芝の上場廃止をどう考えるかインタビューした 時計スーパーコピー すると「株主に対する裏切りだ」との答えが返ってきた,【聞き手・今沢真】 ――東芝の上場廃止をどう見ていますか, ◆中島茂弁護士 私は「株主に対する裏切り」だと思っています,「物言う株主」に対してしっかりした対応ができず,安易に上場廃止の道を選んだように見えるからです, 東芝は2017年に米原発子会社の破綻で債務超過に陥り,当時の東証1部から2部に指定替えになりました,そこで6000億円の増資をして債務超過を解消し,3年あまりで1部に戻りました, 増資で入ってきた「意向に沿わない株主」との対立で,経営が思うようにいかなくなりました,でも,だからといって上場をやめるのは本質と違うと思います,1部復帰で「再び企業価値を向上させてほしい」と願った一般株主への裏切り行為にほかなりません,上場に必要な「覚悟と決意」  ――上場企業としての覚悟がなかったということですか, ◆そう思います ブランド財布コピー 上場の基本は,市場に「株式」を一つの商品として出して投資家に買ってもらう「資金調達」です,透明性を持ち,情報開示と適正な経営を行い,「投資家のための会社になる」という決意が必要です, ただ日本企業の場合,資金調達は銀行借り入れの比率も高いです,なので,資金調達というより,上場で「採用に有利になる」「取引の発言権が増す」「名誉だ」といったことに重きを置く傾向があります,上場それ自体に価値があるといった考えもある,でもそれは違います,株主にどう向き合うか一から考え直すべきです, ――東芝が転落するターニングポイントはどこだったのでしょうか, ◆一番は最初の2015年の不正会計の発覚です,迅速な情報開示,原因究明,再発防止というリスク管理の基本動作が取れませんでした,初期対応に問題があったのです,次は増資で入ってきた「物言う株主」への対応です,上場企業としてきちんと対応すべきでした,「物言う株主」への対応  ――「物言う株主」への対応は,今どの企業も大変苦心しています,どう対応すべきですか, ◆質問や意見に真摯(しんし)に向き合うことです,「粘り強さ」が大事です,経営者には精神的に大変な負担ですが,正面から向き合うしかありません ブランドコピー財布  物言う株主が指摘する「株主価値の向上」は正論です,彼らは総資産から借り入れを除いて残った「純資産」が株主価値であり,利益を上げて純資産を高めよと主張します,「全株主を代表して求める」と言います,その正論が矢継ぎ早にくるのです,出口とかリターンの話はありません, それに対し「配当性向をこうします」とか「こういう投資をします」と一つ一つきちっと答えていくことです,「将来に向けてこの投資が必要です」というビジョンを明確に示す,それが株主との対話であり,上場することなのです,粘り強くやるしかありません,名経営者は「撤退」が上手  ――東芝は巨費を投じて買収した米原子力企業が,結果として破綻しました,大きな経営判断が裏目に出たときにどうするか,東芝からどんな教訓を学べるでしょうか, ◆経営判断は勇気を持ってやらなければいけません,ただ,東芝の… この記事は有料記事です,残り449文字(全文1844文字)ご登録から1カ月間は99円 今すぐ登録して続きを読む 登録済の方はこちらからログイン 関連記事 <東芝「上場最後の総会」株主それぞれが“別れの言葉”> <8年前の東芝総会「役員は全員去れ!」不正発覚に株主怒り> 東芝「非上場化を検討している間に」業績ズルズル下降 スルガ銀の不良債権比率「ダントツ最悪水準」が続くわけ スルガ銀とクレディセゾン提携 柱は過去に不正多発の分野 ソフトバンクG「SBノーススターの悪夢」の後始末 ソフトバンクG浮上せず「再び1兆円超す赤字」のワケ 関連記事 <東芝「上場最後の総会」株主それぞれが“別れの言葉”> <8年前の東芝総会「役員は全員去れ!」不正発覚に株主怒り> 東芝「非上場化を検討している間に」業績ズルズル下降 スルガ銀の不良債権比率「ダントツ最悪水準」が続くわけ スルガ銀とクレディセゾン提携 柱は過去に不正多発の分野 ソフトバンクG「SBノーススターの悪夢」の後始末 ソフトバンクG浮上せず「再び1兆円超す赤字」のワケ 投稿にはログインが必要です,今沢真 フォロー 客員編集委員  1983年毎日新聞入社,89年経済部,日銀・財研キャップ,副部長を経て論説委員(財政担当),15年経済プレミア編集長,24年6月退職し,客員編集委員,16年に出版した「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)がビジネス部門ベストセラーに,ほかに「東芝 終わりなき危機」「日産,神戸製鋼は何を間違えたのか」など,16~18年度城西大非常勤講師 ブランドスーパーコピー時計 連載:東芝問題リポート 前の記事 東芝「上場最後の総会」株主それぞれが“別れの言葉” 次の記事 安値上場・キオクシアの今後と「東芝再上場の道筋」を占う 注目コンテンツ
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