マントラエンジンによる漫画の翻訳サンプル=Mantra提供 この先,日本は何で稼ぐのか,国力の衰退やものづくりの競争力低下が鮮明になる中,数少ない成長株の一つとして期待されているのが,半導体や鉄鋼と並ぶ輸出規模に成長したコンテンツ産業だ,戦後80年,日本経済はどう歩み,どこへ向かうのでしょうか,(全3回の第3回)第1回・時価総額ランキングから消えた日本第2回・DXはもう古い? 押し寄せる「AIX」関連記事「ドラえもんの世界が来る」先創り力とは 海外では一部のファンが楽しむだけだった日本の漫画やアニメは,2000年代から米ネットフリックスなど動画配信大手の登場で一気に裾野を広げた,国内でもサブカルチャーの一つからゲームや音楽を含む一大産業へと姿を変え,政府も成長戦略の柱に据える
偽物時計 ところが,そんな日本の「虎の子」にも,将来が危ぶまれる事態が生じつつある,月10万ページ翻訳 パソコンに漫画の原稿データを入力すると,吹き出しの日本語が英語に変わる――,20年1月設立の新興企業「Mantra(マントラ)」(東京都文京区)が開発した漫画用の機械翻訳システム「マントラエンジン」だ, 毎月10万ページ,平均的な単行本で500冊分に相当する日本の漫画の翻訳に使われている,現在19の言語に対応し,人気作「ワンピース」や「スパイファミリー」のベトナム語版への翻訳にも採用されている, 漫画は1コマにいくつも吹き出しがあり,くだけた言い回しも多い,そのため機械翻訳は一般的な活字本よりも難しいとされるが,マントラは人工知能(AI)による画像認識と翻訳の精度を高める独自の手法を開発した,吹き出しを読む順番や絵から読み取れる文脈を自動で分析し,漫画作品1話(20ページ)当たり10分ほどで翻訳する, プロの翻訳家が仕上げる前の仮訳として利用され
スーパーコピー服 従来は1週間かかった作業が最短2日で済むという,これまでに出版大手の集英社や小学館などが計7億円超を出資した, 海外で日本の漫画人気が高まる一方,作品数に対して翻訳家の数が圧倒的に足りないとされる,そのためマントラは輸出拡大への期待も背負う存在だ,石渡祥之佑代表取締役(33)は「言語の壁を打ち破り,日本の漫画を世界中へシームレス(境目なし)に出していけるようにしたい」と先を見据える,半導体,鉄鋼に匹敵する規模 内閣府によると,日本のコンテンツの海外売上高は23年に総額5・8兆円,輸出額で5・5兆円の半導体,4・8兆円の鉄鋼に匹敵する規模だ,10年と比べて22年にアニメは5倍,漫画などの出版は2・6倍,映画やドラマは6・5倍,ゲームは4・7倍と急成長している, 政府は24年6月に改定した成長戦略でコンテンツ産業を重点分野に位置づけ,投資促進やビジネス環境整備に注力する方針を明記,33年に海外売上高を20兆円に伸ばす目標を掲げた, 近年の躍進は,ネットフリックスやアマゾンプライムビデオといった,動画配信を手がける米プラットフォーマー(PF)の存在が大きい,ある国内アニメ制作会社幹部は「10年ほど前から海外で日本アニメ人気の高まりを感じていたが
新作ブランドコピー 新型コロナウイルス禍の自宅待機で動画配信サービスが普及し,さらに高まった」と話す, ネットフリックスが日本のコンテンツを配信する先は世界190カ国以上の約3億世帯に上る,週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の「サカモトデイズ」や,週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載された「バキ」シリーズなどが人気で,バキは配信後に原作の売り上げが1・4倍に,ネットフリックスが配信するアニメの視聴時間はこの5年間で3倍近くに増え
スーパーコピー 「年々ファンが増えている」(同社幹部)という,PF主導にリスクも ただ,海外PFが主導する成長には警戒感もくすぶる
スーパーコピー時計 経済産業省幹部は「彼らのおかげで日本の漫画やアニメは海外に認知され,巨大産業になった,しかし,頼り切っていれば日本はただの“下請け”になりかねない」と危惧する, 漫画や小説がアニメ化されると,出版社や制作会社,出資企業など制作に関わった企業がアニメの版権を得て,収益を手にする,アニメがヒットすれば相乗効果で原作も売れる,さらに原作の版権者がアニメの版権も持てば,キャラクターの関連グッズなどの収益も得られる――,これがコンテンツ業界で主流となっている「メディアミックス」のビジネスモデルだ, ところが,原作とアニメ,ゲームなど媒体間の相乗効果が限られるケースもあるという,テレビ局や出版社が出資する製作委員会などがアニメを制…