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新型コロナ 「ただの風邪」にするのに残る課題 | 実践!感染症講義 -命を救う5分の知識- | 谷口恭「医療プレミア」

総合診療医の視点 -命を救う5分の知識- フォロー 新型コロナ 「ただの風邪」にするのに残る課題 谷口恭・谷口医院院長 2021年11月15日 保存保存 文字 印刷    少し前まで「医療逼迫(ひっぱく)で入院もできず自宅で孤独死……」などと言われていたのがうそのように新型コロナウイルスの感染者が激減しています,世界ではドイツやシンガポールなどのように,いったん減少していた感染者が再び増加に転じた国も少なくない中で,日本はいつの間にかワクチン接種率も世界トップクラスになり,医療者や専門家も驚くほどの勢いで新規感染者が減っています,では,この国では新型コロナはすでに恐れるに足りない感染症になったのでしょうか,あるいは近いうちにインフルエンザと同程度の「ただの風邪」となるのでしょうか,今回は,その可能性について実際の数字を見ながら考えていきたいと思います,大阪 50代以下はワクチン接種後の死者なし  10月21日,第60回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開催され,その議事録が公開されています,21ページの「新規陽性者と重症・死亡例のワクチン接種歴(10月17日判明時点)」にはワクチン未接種者と完了者で重症化率や死亡率にどれだけの差があるかが示されています,結果は一目瞭然です,     接種完了の死亡者 未接種の死亡者 20~30代  0(0.0%)   4人(0.0%)40~50代  0(0.0%)   58人(0.3%)60代以上 22(1.6%)   243人(4.6%) 50代以下ではワクチン接種を完了していれば死亡者がゼロです, 大阪では春に流行したアルファ株で,本来なら入院して治療を受けなければならないのに入院先が確保できずに自宅で死亡した事例が相次ぎました,9月25日の朝日新聞の記事によると,関西地方では8月末までに合計54人が自宅や施設で療養中に死亡,うち少なくとも44人が第4波の4~5月に大阪府,兵庫県,京都府で亡くなりました,同記事によれば,全国では8月末までに200人以上が入院できず死亡しており,最も多いのが8月の東京都だったようです,そして,死亡者の中には60代以上の高齢者のみならず,40代,50代の中年の患者も少なくありませんでした,つまり,40代以上(あるいは30代以上といえたかもしれません)にとって新型コロナは「死に至る病」だったわけです,関連記事 <新型コロナ 侮れない「ワクチン接種後」の感染> <新型コロナ 開発中の内服薬の実力は> <新型コロナ 薬局で買える「医療用」検査> <新型コロナ デルタ株対策にワクチン後もマスクを> <新型コロナ 後遺症の頭痛は諦めず治療を>  しかし,それが一転,ワクチン接種を完了していれば,大阪府の調査が示すように50代以下にとってはもはや新型コロナは怖い病気ではありません,そして,この大阪府のデータを報道したメディアはこの点を強調しています,例えば読売新聞は「2回接種した20~50代,感染後も死亡ゼロ」という見出しの記事をウェブサイトに掲載しています,新型コロナワクチン接種の証明書の写真をスマートフォンで見せて飲食店に入店する人たち=大阪市中央区の「串かつだるま道頓堀店」で2021年10月25日午後5時47分,木葉健二撮影(画像の一部を加工しています)60代以上は接種後でも死亡  ただし,データは客観的に考察しなければなりません,60代以上では依然,死亡率は0ではなく,1.6%です,確かに60代以上の場合も,ワクチン未接種者の死亡率が4.6%でワクチン接種完了者が1.6%ですから 最高ブランドコピーN級品 死亡者を約3分の1に減らすことができています,ですが,死亡率1.6%は決して小さい数字ではありません,100人感染して1~2人が死亡する感染症を「ただの風邪」とは呼べないでしょう, 新型コロナが流行し始めた頃 コピーブランドバッグ つまり世界各地でロックダウンが発令され,日本でも初めて緊急事態宣言が出された20年の春を思い出してください,あの頃も死亡率は1~2%と言われていました,つまり,60代以上の人からみれば,ワクチン接種を完了しても新型コロナは依然として脅威であり,決して「ただの風邪」に成り下がったわけではないのです, では新型コロナを60代以上の人たちにとっても「ただの風邪」にするにはどうすればいいのでしょう,誰もが思いつくのが「ワクチンの追加接種」です,最新の研究を見てみましょう,期待できる「3回目」の効果  医学誌「LANSET」21年10月29日号に「mRNAを使った新型コロナワクチン3回目接種の,重症化予防に関する有効性 イスラエルでの観察研究(Effectiveness of a third dose of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine for preventing severe outcomes in Israel: an observational study)」というタイトルの論文が掲載されました,研究の対象者はワクチン接種を3回受けた人たちと,5カ月以上前に2回の接種を受け終えて3回目は受けていない人たちで,それぞれ約73万人です,それぞれの人たちを平均13日間追跡し,その間に新型コロナで入院した人数や,死亡した人数を調べました, その結果,接種を3回受けた人たちは,2回だけの人たちに比べて,入院が93%少なくなっていました(3回受けて入院した人は29人,2回だけだと231人),また,死亡は81%少なかったのです(3回受けて死亡した人は7人,2回だけだと44人), 3回の接種を受けた人たちでも,なお7人が死亡していることは気になりますが,対象者70万人に対して7人の死亡ですから,0.001%という低さです,感染したときの死亡率は24%(7/29)と高く見えますが,これは「29人」という感染者数自体が,3回目の接種の効果で大幅に減っていることを考えれば,悲観するような数字ではないと思います,新型コロナ対策のため,境内に設けられた巨大テントの中で七五三の祈とうを受ける家族連れ=東京都西東京市の田無神社で2021年11月6日,幾島健太郎撮影 ワクチンを打てない人もいる  ところで,ワクチン接種を検討するときには,有効性だけではなく危険性にも注意しなければなりません,いくら3回接種が有効といわれても,副作用で(特に2回目接種の後の副作用で)大変つらい体験をしたという人は少なくありません,前回のコラム「新型コロナ ワクチン接種後の症状が長引く人たち」で述べたように,なかには1カ月以上にもわたり何らかの症状が続いている人もいます,さらに「3回目の接種は受けない」とSNS(ネット交流サービス)などで公言している人も少なくないと聞きます,中には「3回目は不要」と断言する医師もいるとか,日本では3回目接種の対象者は2回の接種を終えた人全員とされていますが,おそらく「3回目は受けない」という人もそれなりにいると思われます(私自身も15歳未満については慎重な姿勢を崩していません),また,12歳未満については,日本では現在ワクチン接種の対象外です ブランドコピー品  ワクチンへの期待に限界があるのなら頼みの綱は「薬」です,「新型コロナを克服するには,点滴や注射ではなく有効で安全な内服薬がどうしても必要だ」という話は,このコラムで以前から繰り返し主張してきました,そして,ついにその特効薬の候補となる薬が登場間近だという話を「新型コロナ 開発中の内服薬の実力は」で書きました,ただ,その期待の内服薬「モルヌピラビル」は重症化・死亡を50%下げる程度であり,これでも画期的なのは事実ですが「これでもう安心」と思えるレベルではない」ということも述べました,開発中の新薬の効果は  そんな中,開発中の別の内服薬が,重症化や死亡のリスクを約90%減少させたという臨床試験結果を,ファイザー製薬が発表しました, 英紙「The Telegraph」11月5日の記事によると,この新薬は英国では相当期待されているようです,保健相のSajid Javid氏は「信じられない(incredible)」という言葉を使って絶賛しています, 各国での承認はこれからですが,同社の発表によると発症後3日以内に新薬を内服開始した患者389人のうち,入院が必要となったのは,3人(0.8%),治療後28日までに死亡した患者はゼロでした,一方で,偽薬を飲んだ患者385人のうち,27人(7%)が入院し,7人(1.8%)が死亡しました, しかも安全性も高いようです,有害事象(何らかの体調不良)は スーパーコピーブランド 新薬服用者の19%,偽薬服用者の21%に出ましたが,同社によると「ほとんどが軽度」だそうです,1回分8万円? 持病次第で使えない人も  ただし,この薬は抗HIV(エイズウイルス)薬の「リトナビル」と同時服用しなければなりません,(なおファイザー社は,新薬とリトナビルを同時に使う治療法を「パクスロビッド」と名づけています,)リトナビルは古いタイプの抗HIV薬で価格が安い(1錠100円未満)のはありがたいのですが(最近の抗HIV薬は1錠7000円以上するものもあります),副作用には注意が必要です,さらに,リトナビルは他の薬と併用できないことが多く,日ごろから何らかの薬を飲んでいる場合は使えない場合もあります, 残る“問題”は薬価です,ロイター通信社は,薬価はモルヌピラビルに近くなりそうだ,というファイザー社CEO(最高経営責任者)の発言を報じています,その通りなら1回分で700ドル程度(約8万円)です, 先述のコラムでも述べたように,新型コロナだと診断がつけば(新型コロナの感染症法上の分類が格下げされない限り)薬はすべて無料になります,しかし,症状があるが検査結果が出るまで待てないとか(発熱外来の枠は多くありません),濃厚接触があったから予防的に飲みたい,という段階ではおそらく処方が認められません,モルヌピラビルのコラムで述べたように,新型コロナをただの風邪にするには,インフルエンザのタミフルやイナビルのように「予防投与」を安価でできるようになることが必要だと思います,ハロウィーンのため大勢の人たちが集まった渋谷センター街=東京都渋谷区で2021年10月30日午後7時55分,宮間俊樹撮影  最後に,新型コロナが「ただの風邪」になるかについて現時点でのポイントをまとめておきましょう, #1 ワクチン接種を2回受けた50代以下にとっては「ただの風邪」になりそうだ(ただしワクチンの持続期間については長期的な観察が必要) #2 60代以上にとっては2回の接種を受けても依然「死に至る病」である,ただし コピーブランド靴 追加接種(3回目の接種)に期待ができそうだ  #3 モルヌピラビルに次いで登場予定の新薬は入院・死亡を大幅に減らし,しかも副作用が少なくゲームチェンジャーになる可能性が高い,ただし,誰もが簡単に入手できる可能性は低く,併用しなければならない抗HIV薬には注意が必要だ  #4 小児へのワクチン投与をどうするか,ワクチンの副作用(ワクチン接種後の後遺症含む),内服薬の(未知の)副作用,などの課題もあり,完全に元の世界に戻れるか(密回避を終了してマスクを外せるか)については慎重な検討が必要だ  特記のない写真はゲッティ<医療プレミア・トップページはこちら>   【ご案内】 この記事を執筆している谷口恭医師が,12月9日に大阪市で一日講座を開きます,タイトルは前回(今年7月)の講座と同様に「ウイルスとワクチンについて」です,オンラインでも同時中継します, 12月9日(木)午後7時から8時半まで,大阪市北区梅田3の4の5,毎日新聞ビル2階の「毎日文化センター」で,受講料は通常の講座,オンライン講座とも1650円です,なお,オンライン講座の受講には,ウェブからの事前申し込みが必要です,問い合わせ・通常の講座への申し込みは同センター(06・6346・8700)へ,関連記事 <新型コロナ 侮れない「ワクチン接種後」の感染> <新型コロナ 開発中の内服薬の実力は> <新型コロナ 薬局で買える「医療用」検査> <新型コロナ デルタ株対策にワクチン後もマスクを> <新型コロナ 後遺症の頭痛は諦めず治療を> 投稿にはログインが必要です,谷口恭 フォロー 谷口医院院長 たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ,91年関西学院大学社会学部卒業,4年間の商社勤務を経た後,大阪市立大学医学部入学,研修医を終了後,タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事,同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け,帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属,その後現職,大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師,主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める,日本プライマリ・ケア連合学会指導医,日本医師会認定産業医,労働衛生コンサルタント,主な書籍に,「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社),「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社),「医学部六年間の真実」(エール出版社)など,谷口医院ウェブサイト 月額110円メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中,  連載:総合診療医の視点 -命を救う5分の知識- 前の記事 新型コロナ ワクチン後の症状が長引く人たち 次の記事 新型コロナ 風邪治療とは違う「お勧めの解熱剤」 注目コンテンツ
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