哲学者が見た「社会を貧しくする」チャットGPT 松浦和也・東洋大学文学部教授 2023年7月4日 保存保存 文字 印刷 コンピューターの基板の上に置かれたAIの文字=ロイター 対話型の生成AI(人工知能)であるチャットGPTは哲学者からどう見えるのか, 古代ギリシア哲学を専門とし,自動運転車のAI倫理などにも取り組んでいる東洋大学文学部教授の松浦和也さんは,「あたかも人類はみな同じであるかのような,平均値のようなものを出力する」と懸念します,【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ 使い物にならない ――「人間のように答える」と話題になっています, ◆過大評価されています
ブランドスーパーコピー 開発した技術者が言っていることと,実際にできることはかなり距離があります,とても現状では「人間のように答える」とは言えません, ――使ってみてどうでしたか, ◆「哲学のリポートも書ける」と言う人もいるので,使われている技術を調べたうえで使ってみましたが,事実と異なる文言や
偽物時計 矛盾した文言が出力されます, 私にはイライザ(1966年に発表された対話型プログラム)と本質的なところで変わらないように見えます,人間のようだと言われますが,これも人間側の「イライザ効果」(コンピューターの出力を人間が答えているかのように感じる反応)の一種ではないでしょうか,倫理を押しつけてくる ――倫理も問題になっています, ◆ほとんどの人工物はなんらかの倫理性や規範性を持って現れます,鉛筆の形は,ものを書きたいならばこういうふうに持たなければならない,椅子の形は,休みたいならばこう座らなければならない, あるビーチへの橋を大型バスは通れないように作った場合,そのビーチには自家用車を持った富裕層しか入れなくなりました,ビーチは富裕層だけのものである,というメッセージを技術者は橋に込めることができたのです
ブランドコピー激安 技術とそれをデザインする人はしばしば使う人間に倫理や規範を押しつけてくるのです, ――AIの問題はどこにありますか, ◆機械学習によるAIは基本的にデータの平均値を出力するようですが
コピー激安通販 それを信じてしまうと,あたかも人間はみなそのような平均的な判断をせねばならない,といった強い規範にさらされます, しかし,平均的な判断がいつも倫理に沿っている保証はありません,平均的な判断よりも… この記事は有料記事です,残り814文字(全文1696文字)ご登録から1カ月間は99円 今すぐ登録して続きを読む 登録済の方はこちらからログイン 関連記事 <チャットGPTでできる「世論工作」> <専門職にも「壊滅的な影響」 チャットGPT> 鉄腕アトム目指す研究者が見たチャットGPT チャットGPTも差別する 「東大卒」を調査した 「難民より日本人を優先」の勘違い 関連記事 <チャットGPTでできる「世論工作」> <専門職にも「壊滅的な影響」 チャットGPT> 鉄腕アトム目指す研究者が見たチャットGPT チャットGPTも差別する 「東大卒」を調査した 「難民より日本人を優先」の勘違い 投稿にはログインが必要です,松浦和也 フォロー 東洋大学文学部教授 東京大学大学院人文社会系研究科修了,博士(文学),東京大学大学院人文社会系研究科助教,東洋大学文学部准教授などを経て,2022年から現職,専門はギリシア哲学,著書に「ロボットをソーシャル化する」(学芸みらい社)
ブランドコピー財布 「アリストテレスの時空論」(知泉書館)など,注目コンテンツ