こだわりが強く,怒り泣きわめくと何時間も収まらない,だが,ほぼ塾に通わず中学受験に挑戦し,人気難関校に合格した, 東京都在住の会社員,山本香奈さん(仮名,39歳)の長女で,中学1年の真希さん(仮名,12歳)はASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向がある一方,IQ130以上のギフテッド特性を持つ,母の願いは一つ,娘自身が発達凸凹を受け入れ,生きやすい未来を歩むことだ, 真希さんは,おとなしい赤ちゃんだった,動き回って危なっかしいということがない,不安になって,体を動かしてほしいとバレエを習わせたほどだった, 小学生になると,友人関係に悩むことが増えた,山本さんは振り返る, 「女の子の世界は,相手の気持ちをくみ取りながら話さなければいけないことってあるじゃないですか,でも,娘は友達とのルールに,なぜそのルールがあり,自分にとって意味があるかどうかまでを考えてしまう,その結果,ルールを逸脱し,友達とトラブルになってしまうことがありました」 性格に特性を感じる一方で,中学受験は早くから考えていた,都心に暮らし,受験が珍しくなかったからだ, 低学年のころから,通信教育を受けさせ,英語も早くから学ばせた,覚えは早く小学3年で,中学卒業程度の英検3級を取得した, 4年からは中学受験用の通信教育を受講,周囲が受験塾に通い始める中,自宅学習が中心だった,本格的に受験態勢に入ったのは,6年から,首都圏模試を受け始めた,当初の偏差値は4教科で50程度だった, 夏休みからは娘自身の意思でスマホを封印し,毎日5時間以上,2学期は毎日2~3時間の勉強を重ねた,それでも周囲の受験生に比べると,半分程度の時間だ, 娘を心配して始めたバレエはその後,舞台に立つため,ダンスや声楽と増え,毎日が練習の日々に,そして,10月までは週7回のレッスンが続いた, 「勉強よりも,人前に立って堂々と演じる,その成功体験を増やす方が人生の糧になると考えました」,“塾なし”を選んだ理由だ, 一方で
ブランドコピーN級品 学校や習い事でトラブルは相次いだ,「やりたい」と思えば,その衝動が抑えられない,“普通”は叱られたら,やめるだろう,常々そう感じていた, 「私と同じかもしれない」,子どものころから,生きづらさを感じていた山本さんはそう直感した,妹ばかり期待され,「差別されている」と思いながら育った,生活のささいなことで,親に殴られた
ブランド時計スーパーコピー 社会人になり,人間関係や仕事上のトラブルに悩んで心療内科を受診したところ,ADHDと診断された,生きづらさの原因が見えたような気がした,「私にも,両親にも同じような特性があるような気がします」 山本さんは,対処法を考えるようになった,仕事ではケアレスミスが多かった,ならばと,ダブルチェックを頼んだり,人工知能(AI)を利用したりして対応している,すると,苦手なこと自体は変わらなくても,生きやすくなった, だから,娘には早くから発達障害の可能性を伝えていた,しかし,真希さんは怒鳴って,泣いて抗議した,「私は障がい者じゃない」 児童精神科の受診を重ね,6年の春に知能検査「WISC(ウィスク)」を受けた
ブランドスーパーコピー時計 IQ130を超える極めて高い診断結果の一方でADHDと,ASDの傾向が指摘された,医師から説明を受けたことで,真希さんは少しずつ受け入れるようになった, 一方で,受験勉強は順調だった,模試の結果を見直し,常に綿密な計画を立てた,中学受験に挑む家庭は,高学年になるほど勉強漬けになるが,違った, 「努力はしているんですけど,寝食を忘れて勉強するという受験のイメージとは違いました」 2025年1月,ようやく第一志望校を決めた,受験の1カ月前,自由な校風を気に入り,挑戦する気持ちも込めて私立共学校「渋谷教育学園渋谷中学校」(通称・渋渋,東京都渋谷区)を目標にした,首都圏模試の偏差値は75以上で「女子御三家」と並ぶ高レベル,真希さんの偏差値は50から1年足らずで70近くまで上がっていた,山本さんは「少し上の学校を目標に設定し,鼓舞することで,本人の伸び代を信じることにしました」と振り返る, 小学校でのトラブルが多いため,内申書が重視される国公立校は対象外,知り合いが多い地元公立校にも行きたくはなかった, 第二希望は,芸能活動も受け入れてくれるA校だった,だが,その学校も偏差値は70近い人気難関校だ, 目標の「渋渋」を含めて,3校受験し,第2志望のA校に合格した,山本さんは振り返る, 「『渋渋』は,目標設定した時期が遅すぎたと反省しています,それでも第2志望で,娘が納得できるA校に合格することができました」 最後は個別指導塾で過去問を解くなどしたが,4年からの3年間でかかった受験費用は相場の3分の1程度,約140万円だった
時計コピー 25年4月,真希さんの新しい生活が始まった,ささいなトラブルはあるが,学校生活は順調で仲の良い友達もできた,ただ,家庭内での「こだわり」は続く, 「普通」は約束できるルールが守れない,怒り泣きわめき,謝ることができない
ブランドコピー靴 山本さんは夫が不在だと,同じ背丈にまで成長した娘の興奮状態を押さえきれず,困り果ててしまうこともある, 「まだまだ時間がかかりますが,娘には好きなことや才能を生かし,情熱を持って生きてほしい,良いところを伸ばし,改めてほしいところに向き合うのが親の役目でしょう,そのためのサポートは惜しみません」 成長を長い目で見守る,受験後,習い事も再開した,「コレだという仕事を見つける日まで,娘に寄り添い,応援したいと思っています」 8月中旬,真希さんは舞台に立った,仲間の中心で,ソロで美声を披露した,【生野由佳】 おぶのゆか 2003年毎日新聞社入社,兵庫,大阪でJR福知山線脱線事故や阪神大震災を中心に取材,20年から,ウェブ記事に重点を置くデジタル報道グループ,悩んで,考えて選択した人生の節目を取材し,誰かの生きるヒントになる記事を書くのが目標,子育てと仕事の両立を模索中, 毎日新聞のニュースサイトに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁止します,著作権は毎日新聞社またはその情報提供者に属します,画像データは(株)フォーカスシステムズの電子透かし「acuagraphy」により著作権情報を確認できるようになっています,