記者コラム 欧州深層 フォロー 投資熱高まる核融合 人類の夢は近づくのか 宮川裕章・欧州総局長 2022年7月9日 保存保存 文字 印刷 フランス南部サンポールレデュランスで建設中のITER=ITER機構提供 近づけば遠ざかり
偽ブランド たどりつけない,人類のエネルギー問題を一気に解決する可能性のある「核融合炉」の完成予想時期は,逃げ水のようだ,科学者の間では,「核融合が実現するのは30年後,いつまでたっても30年後だ」という定番のジョークがある, 核融合は原子核同士が衝突して結びつき,別の重い原子核になる反応だ,太陽の内部で起きている現象と同じで,この反応から生まれる熱を利用する核融合炉の研究は「地上に太陽をつくる」試みと形容される, 燃料となる重水素やトリチウムは海水中などから得られるため,無尽蔵のエネルギーとも呼ばれる,地球温暖化の原因となる二酸化炭素も排出しない,原子力にはない魅力も課題は実現性 ウランの核分裂を利用する原子力と混同してはいけない,高レベル放射性廃棄物が出ることもなく,炉の暴走につながる連鎖反応も起きない,むしろ弱点は,より根源的なところにある,「実現しないものに無駄なお金を使っているのではないか」という懸念だ,特に核融合反応に必要とされる,高温で原子核が高速で飛び交うプラズマと呼ばれる状態を作り,維持するのが困難を極める, 8年前の2014年,フランス南部で欧州連合(EU)と日本,米国,韓国,中国,インド,ロシアが共同で開発を進める国際熱核融合実験炉「ITER(イーター)」を取材した,直径30メートル,重量2万3000トンの巨大な実験炉が据え置かれる基礎部分の工事が進んでいた
コピー激安通販 今は建設作業の7割が終わった段階だ,世界の英知を結集するこの共同研究構想が生まれたのは1980年代,当初20年に予定されていた実験開始時期は25年に延期され,約50億ユーロ(約7000億円)と見積もられた総工費は現在,200億ユーロ(約2兆8000億円)に跳ね上がっている,こうした技術を応用した商業炉で発電が始まるのは50年以降とされているが,実際には誰にも分からない,技術革新が投資の呼び水に だが,この核融合をめぐる環境に変化が起きている,発信源は国際プロジェクトではなく民間企業だ,米国に本部を置く「核融合産業協会」(FIA)の報告書によると
スーパーコピーバッグ 核融合関連の開発を行う世界のスタートアップ(新興企業)は17年の15社から,22年には28社に増加,スタートアップへの投資額は現在44億ドル(約5984億円)に達し,その約半分は最近1年間のものだ, 投資家のリストには,マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏や,アマゾン・コム創業者のジェフ・ベゾス氏ら,世界のビッグネームが並ぶ,FIAのアンドルー・ホランド最高経営責任者(CEO)は,こうした投資について「決して単なる投機ではない
ブランドスーパーコピー 科学的,技術的ブレークスルーが起きた結果だ」と語る, 米国… この記事は有料記事です,残り1233文字(全文2361文字)ご登録から1カ月間は99円 今すぐ登録して続きを読む 登録済の方はこちらからログイン 関連記事 <宮川記者のコラム>エリートで固めた左派の末路 <宮川記者のコラム>ロシア依存の政治学 <田中均氏>ウクライナ戦争の出口を探る 英諜報機関が分析したウクライナ戦争 <宮家邦彦氏>プーチン氏の誤算を「深読み」 関連記事 <宮川記者のコラム>エリートで固めた左派の末路 <宮川記者のコラム>ロシア依存の政治学 <田中均氏>ウクライナ戦争の出口を探る 英諜報機関が分析したウクライナ戦争 <宮家邦彦氏>プーチン氏の誤算を「深読み」 投稿にはログインが必要です,宮川裕章 フォロー 欧州総局長 1997年入社
ブランドコピー財布 さいたま支局,東京本社社会部,外信部,パリ特派員,経済部,外信部デスクを経て2022年4月から欧州総局長,著書に『フランス現代史 隠された記憶』(ちくま新書),共著に『独仏「原発」二つの選択』(筑摩選書),『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか』(毎日新聞出版)など,連載:欧州深層 前の記事 エリートで固めた左派の末路 仏社会党の転落 次の記事 欧州の空港で続く混乱とコロナの関係 注目コンテンツ